1: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:12:04.19 ID:CAP_USER9
Written By 杉浦大介 Daisuke Sugiura @daisukesugiura
https://www.sportingnews.com/jp/nba/news/daisuke-sugiura-column-109-yuta-watanabe-signed-a-standard-nba-contract-with-raptors/qogeksc298tu1rwuoas2ug99v
no title


日本のNBAファンを歓喜させるニュースはアメリカ東部時間4月19日朝7時半頃、日本時間で同日夜8時半頃に届いた。『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者によると、日本のプライムタイムに合わせての発表だったのだという。こんな配慮からも、渡邊雄太がやり遂げたことの意味の大きさが伝わってくる。

この日、トロント・ラプターズは2ウェイ契約選手だった渡邊と新たに本契約(通常NBA契約)を結んだことを発表した。渡邊にとって、メンフィス・グリズリーズの2ウェイ契約選手だった2シーズン前からの“悲願”がついに成就されたのだ。

「努力し続けたかいがありました!更に上を名指して(※目指して)もっともっと頑張ります!今後も応援よろしくお願いします!」(原文ママ)

この朗報が明らかになったあと、渡邊もツイッター上で非常に素直な形でその喜びを表現していた。夢を叶えた男のメッセージは非常にシンプルではあったが、それゆえに深い実感がこもっているようにも感じられた。

「Earned, not given」(与えられたのではなく勝ち取ったもの)

ラプターズの公式ツイッターは渡邊との本契約直後、渡邊が契約書にサインする写真とともにそんなフレーズを記していた。これまでの背番号18の足跡を振り返れば、そういった形容に誰もが納得することだろう。

トレーニングキャンプにはエグジビット10契約という無保証の立場で参加した渡邊は、キャンプ、プレシーズンと好プレイを継続。昨年12月20日には基本はNBA Gリーグ所属でも試合数限定でNBA戦に出場できる2ウェイ契約を締結した。

開幕後も豊富な運動量とハッスル、ディフェンス力を評価され、1月24日から7試合連続で10分以上のプレイタイムを獲得するなど、徐々に評価を上げていった。

■「いつでもダメになれば次はない」

充実したシーズンの中でも、厳しい時期がなかったわけではない。

八村塁との直接対決が注目された2月10日のワシントン・ウィザーズ戦の直前に左足首の捻挫で離脱すると、ケガの影響とオフェンスの停滞で一時はプレイタイムを失いかけた。3月の全14戦中、渡邊がプレイしたのは8戦のみ。特に19日のユタ・ジャズ戦から6試合中5戦で不出場に終わり、3月中は10分以上プレイしたゲームは2戦だけだった。

しかし、こんな苦境下でも焦らず、慌てず、適応を進め、徐々に積極性を取り戻した渡邊は4月に入って再上昇する。10日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では14得点、16日のオーランド・マジック戦では21得点と1週間弱の間にキャリアハイの得点を2度も更新。18日のオクラホマシティ・サンダー戦では3試合連続の二桁得点で勝利に貢献するなど、欠場者の多いチーム内で主力の役割を果たすようになった。

「プレッシャーがないといったら完全に嘘になります。こういう世界なんで、いつでもダメになれば次はないですし、本当に毎試合毎試合、今日が最後っていう気持ちで試合に臨むようにはしています。ただ、今はそんなプレッシャーも楽しめるぐらいの余裕がいい意味でできてきているんじゃないかと思います」。

16日のマジック戦後、そう述べた渡邊の表情には、ついにNBAでも自信を得た手応えが感じられた。ネット上などでの反応を見る限り、地元メディアにも実力を認められ、ラプターズのファン・フェイバリットになった感もある。それほどの活躍の後だったから、本契約という今回のニュースはインパクトの大きいものではあっても、もう誰にとっても驚きではなかったのだ。

今季は39試合に出場し、平均4.0得点(フィールドゴール成功率44.8%、3ポイントショット成功率は40.0%)、3.3リバウンド。実際の貢献度はこれらの数字が示す以上で、おかげで2シーズン前に初優勝を遂げ、昨季まで7年連続プレイオフ進出を続けてきた強豪に力を認められるに至った。

無保証だった開幕前、一時的に役割を失いかけたシーズン中と、2度の苦境を乗り切り、その度に這い上がった上での成功には大きな価値がある。このスリリングな道のりはこれからいつまでも語り継がれ、日本バスケットボール史に刻まれていくに違いない。



2: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:12:24.78 ID:XvYwlFkv0
>>1の続き

■NBA本契約は通過点

もっとも、報じられている渡邊の契約内容を見る限り、これで来季以降の立場が安泰になったというわけではもちろんない。

新たな契約は2020-21シーズンを通じてのものではあり、今季中の報酬も増えるが、来季はまたノンギャランティ(無保証)だ。その内容は、フリーエージェント市場のモラトリアム期間(停止期間)が終了する8月6日から3日後には37万5000ドル(約4060万円)が保証され、さらに、来季の開幕ロスターに入った場合にはサラリーの全額が保証されるというものだという。

だが、これはつまり、来季が始まるまでに再びその力を証明し続けなければいけないということでもある。

今季の実績と戦術理解度を考えれば、来季のロスター入り当落線上の選手の中ではより優位にいることは言うまでもない。ただ、その頃にはまたハングリーな若手が現れ、現在26歳ともう若いわけではない渡邊の座を脅かすことだろう。先発級の選手以外は常に安泰ではないことは、今季開幕前、複数の保証付き契約選手を蹴落とすことでロスターに勝ち残った渡邊自身が示したことでもある。

しかし、常に聡明さを感じさせる渡邊は、どんな状況、条件でも気を抜くことはないはずだ。

もともと大学時代からNBA入りが有望視された選手ではなかったにもかかわらず、努力と適応能力を武器にプロリーグにまで辿り着いた。ジョージ・ワシントン大での4年間は1年ごとに7.4→8.4→12.2→16.3、Gリーグでも1~2年目の間に14.2→17.2と少しずつ平均得点を伸ばしてきた。これらの数字は渡邊が毎年確実に成長してきたことを示す何よりの証だ。

同時に今年の上昇ぶりを見せられたあとで、「まだ伸びしろが残っているのではないか」という期待を寄せたくもなる。だとすれば、渡邊にとって大目標だったNBAでの本契約はまだ通過点に過ぎないのかもしれない。

収穫の大きかった2020-21シーズンも残り20戦を切り、初のプレイオフ出場の夢も膨らむ。そして、今回の本契約で来季以降の展望もより楽しみになってきた。果てしなく続くサバイバルレースの中で、“努力する俊才”がどこまで大きくなるか、渡邊の行方からまだまだ目を離すべきではない。

3: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:13:47.51 ID:GeS1kg/Z0
今の調子ならイケる

6: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:17:12.16 ID:1apZGeTU0
2ウェイ契約から本契約ってのはバイトチーフが働きが良いから正社員に採用された感じ?

7: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:19:22.68 ID:Q23xUkeR0
いままでマイナー契約だったのか(´・ω・`)

8: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:22:29.88 ID:unnuPHdv0
1年でキャンプ契約から2way→本契約まで出世したのは史上初なんでしょ?
歴史に名を残したな

32: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 08:30:00.43 ID:Q4aPD9L60
>>8
そうらしいな
年齢的にはギリギリだったけどGリーグの選手にも希望を与えたと思うわ

10: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:24:41.64 ID:SHrx0r340
2ウェイからよく生き延びたわなワタなビー

16: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:44:05.12 ID:alBgHiQv0
うまくやれてると思いながら見てたけどプロの評価そんなに低い人だったのか

42: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 13:35:47.32 ID:iBgpU1l10
>>16
今までのマスコミの取り上げ方がね
バスケ詳しくない世間に対して分かりやすくとっつきやすいようにしてたのかもしれんけど

20: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 18:52:04.32 ID:iZy+GZ1D0
こんだけ身長あって動ける日本人ってすごいな

21: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 19:06:05.59 ID:e43vpX7X0
渡邊は本当に苦労人だからな
苦しい時も腐らず笑顔でやってきた結果ってのが本当に祝福する気持ちになるよな
富永はどうなるんかなぁ

22: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 19:12:01.28 ID:lDxPsF500
頭の良い感じは伝わってくる
とはいえ、日本帰ってくれば年俸億貰える選手だから
他のスポーツからすると贅沢な挑戦でもあるんだけど

33: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 08:34:17.55 ID:Q4aPD9L60
>>22
アメリカに渡る時は「無理だからやめておけ」ってみんなに反対されたらしい
その状況でも単身で乗り込んでって10年近くチャレンジし続けた
そのスピリットこそ賞賛されるべき

34: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 13:10:28.90 ID:xaWBjujw0
>>33
野茂や中田の時と似てるな

24: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 19:53:30.42 ID:ppscdgj+0
このままGリーグ暮らしなら地元に近いB1チームに入ってほしいなと思ってたがホント頑張ったわね

26: 名無しさん@恐縮です 2021/04/21(水) 20:23:48.17 ID:pOZfnd6H0
あの大谷でも渡邉と並ぶとこうなる
no title

38: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 13:26:57.15 ID:boxxbb2Z0
まだ来年の契約は不透明だけどロールプレイヤーとして一年でも長くNBAで活躍して欲しいわ

40: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 13:32:10.22 ID:iBgpU1l10
北陸高校のトライアウト受けるも落ちて地元の尽誠学園に入学
高校2年、3年でウィンターカップで準優勝しアメリカの大学進学を希望も通用するわけないと協会に止められる
無視してアメリカ進学しD1の大学に進学
4年でエース&A10DPOYに選ばれるもNBAなんて行けるわけないと言われる
ドラフト指名なしもサマーリーグで活躍
グリズリーズと2way契約するも契約してくれたGMとHCがすぐ首で干され続け契約満了
通用しないから日本に帰ってこいと言われるもTORとEXHIBIT10(キャンプ契約)を結ぶ
キャプ契約だからキャンプ終了後カットされてGリーグ行きと言われながらプレシーズンで活躍
2way契約を結ぶもシーズン開幕後はあまりプレータイム貰えず
このままGリーグ行きかと思ったら少ない出場時間で信頼を得てセカンドユニットとしてプレータイム貰う
キャリアハイの得点とクラッチタイムでの出場機会を得る
絶好調も怪我で一気に失速、主力の復帰もあり再度プレータイムが貰えなくなる
再度主力離脱の際にチャンスを掴みプレータイムを確保
自信を持ったプレーでオフェンスでの成長を見せ再度キャリアハイ更新
日本人なら無理と言われてきたNBAと正式契約 ←new!

44: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 14:07:45.86 ID:Q4aPD9L60
>>40
ずっと追っかけてた身としてはこれ見ただけで泣けてくる

45: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 14:30:35.81 ID:23XkM1GU0
>>44
来シーズンの契約はわからないんでしょ?
今シーズンって言ってももう残り試合少ないからどうなんでしょうね

46: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 14:58:19.88 ID:Q4aPD9L60
>>45
情報見る限り来年のスタートはラプターズで行けそうな感じだけどね
(もちろん決定ではない)
希望的観測含むけどこの時期に本契約したのはプレイオフに出る強豪の
補強で取られたくなかったって分析もあるし
怪我無くこの4月レベルの活躍が続けられれば来年は間違いなく定着できる

49: 名無しさん@恐縮です 2021/04/22(木) 15:56:32.47 ID:78C9AqTK0
おいNHKは渡辺と八村の出場試合は全部放送しろよ
総集編ばっかで金余ってるだろ

55: 名無しさん@恐縮です 2021/04/23(金) 09:12:41.62 ID:GIkHMEhr0
渡邉雄太の今回の契約は、来シーズン直前のキャンプまでを保証されるだけ。
キャンプで働きが悪ければ契約破棄で、他の選手に居場所を取られる。
開幕前にベンチ入りできたら162万ドルは保証される。

たぶんオフに金や内容は他チームが良いのを提示する可能性はあった。
ただチームカラー的に、ラプターズが1番評価されて出場時間もくれる可能性が高い。

59: 名無しさん@恐縮です 2021/04/23(金) 17:31:10.58 ID:e1sN+1670
中高からアメリカに渡るんじゃなくて高卒からプレップスクール経由で大学進学するルートでも
ここまで到達できるってのはあとに続く選手からしたら大きな指針になると思う

60: 名無しさん@恐縮です 2021/04/23(金) 19:30:48.24 ID:4Zp5D9rC0
次の目標は来シーズン前のキャンプで生き残ることか